庭を考える
英国のガーデニングテクニック ガーデニングに「コピシング」という技術があります。地面に近いところまで枝(幹)を切り戻すことで、英語のつづりは、“coppicing”。イギリス人のガーデナーの方が紹介して以来、日本でも広く知られるようになりました。 樹木…
庭師のサービス業化 庭師は、庭にかかわる様々な仕事をこなす職人です。 昔のお屋敷には必ず出入りの庭師がいて、植木の手入れはもちろん、木の移植、竹垣の作り替え、肥料やりなど、一年中庭仕事をしながら、施主と固い信頼関係で結ばれていました。現代の…
「雑草」の定義 雑草の定義はいろいろあると思いますが、深夜のテレビ番組で紹介されて有名になった(?)のが、アメリカ雑草学会(WSSA)による定義です。 雑草とは、「人類の活動と幸福・繁栄に対して,これに逆らったりこれを妨害した りするすべての植物…
庭は流れる 庭というものは、常に変化しています。草木は成長し、花を咲かせ、葉を落とします。光や風が同じ状態に留まっていることはもちろんあり得ません。それでも、庭は庭で、まったく別のものになってしまうことはありません。 鴨長明はこれを「ゆく川…
あなたのお気に入りの風景は? 誰しもお気に入りの風景というものがあると思います。幼いころに見た故郷の景色だったり、いつか旅先で見た景色だったり。目を閉じてその風景を思い浮かべるだけで、緊張がほぐれ、体の奥からポジティブなエネルギーが満ちてく…
お茶を出すべきか 地方によって違いはあると思いますが、庭師(植木屋)は10時・12時・15時に休憩をとります。このときにお茶を出すべきかどうかという話なんですが、最近は「お茶は出さなくて結構です」とホームページなどに明記しているところが多くなって…
成人しても幼名を名乗る人々 江戸時代までは、幼名をつける習慣がありました。成人するまでは、幼名を名乗ります。「~丸」というのが幼名の典型で、たとえば源義経は幼名を牛若丸といいました。 中世の時代、牛車を扱う牛飼いは大人であるにもかかわらず「…