ジャルディニエ・キリクイの庭しごと

神奈川で庭づくり・庭の手入れをしているキリクイのブログです。

料理について

料理してます

現場のない日は、なるべく台所に立つようにしています。料理をしているときは、そのことに集中するので、仕事も忘れられ(別に仕事が嫌なわけではないですけど)、ストレス解消になります。それに何より、妻がゴキゲンであることは良い仕事をするためにも非常に大切なことなので、その面でも料理は大きく貢献してくれます。

料理といっても、「3日寝かせた男のこだわりカレー」(3日寝たのは男ではなくカレーです、念のため)とかそういうのではなくて、なんでもないものを作ります。万願寺とうがらし(先日お客さんからいただきまして……)を軽く炒めてだしと醤油で煮たものとか、キャベツをちぎってオリーブオイルと酢で蒸し煮にしたものとか。

理研究家の土井善晴先生を勝手に師と仰ぎ、「この人についていこう」と決めてからは、そのレシピばかりを見て作っています。料理のときだけは関西弁でしゃべりそうになるくらい。

それにしてもやればやるほど奥が深いものですね。40年近く生きてきたのに、料理のことなんか最近までまったく気にかけてきませんでした。こんなに面白いものだったとは。

料理上手は庭づくり上手?

ちょっとした火の入り加減が、料理の味を大きく左右するものなんですね。僕の場合は、火を入れすぎての失敗というのが多い。

絶妙な加減で火を通すには、材料のことをよく知らなければならないし、段取りもとても大切です。特に我が家の狭いキッチンでは、段取り良く進めなければ、あっという間に散らかって、味も見た目もおかしな料理が出来上がってしまいます(そういえば、先週も……)。

ああ、見た目と言えば、料理の彩り。食卓に並べてみたら、全部茶色っぽいなんてこともありました。やっぱり目でも楽しめないといけませんよねえ。料理を作るときは、そこまで考えなきゃいけない。

だから、なんでもないような料理を、彩りよく、もちろん栄養も考えて、おいしくさらっと作れる人にあこがれます。そういう人はきっと、仕事でも人間関係でもうまくやれるんでしょうね。

それに料理は、庭づくりとも共通点が多い。どちらもなまものを扱い、段取りと加減が重要。料理上手な人は、庭づくりも上手だと思います。

どんな料理を作るかを見れば、庭の好みもわかるかもしれません。僕は、ハレの日のごちそうのような庭ではなくて、平凡だけど毎日食べても飽きない料理のような庭を作っていきたいと思っているんだと思います(たぶん)。

今日は、小松菜ととうふを酒と醤油で煮たものと、豚肉と長ねぎのお味噌汁。メインがあっさりなので、コクのある汁物を合わせました。写真? 写真は撮りません。だって、できたてを食べなきゃもったいないですもんねぇ?

 

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