ハロウィンの寄せ植え
ハロウィン!
今回のテーマはハロウィン。
グリーンやまとプロジェクトについて
そもそも、このプランターの植え込み作業ですが、「グリーンやまとプロジェクト」の活動の一環として行なっているものです。
このプロジェクトとはどういうものかご説明する前に、僕がかかわるようになったきっかけからお話したいと思います。
この活動を主宰しているワタナベさん(NPO法人かながわ環境教育研究会代表)には、10年以上前からお世話になっています。僕のような人間(傲慢でわがまま)とも辛抱強くお付き合いくださる懐の深い方です。
ワタナベさんが協力してくれと言うなら、もちろん返事はイエス。「男は自分を信頼してくれる人間のために働くものだ」というのは、ハードボイルド小説の一節。
こうしたご縁で、プランターの植え込み作業を2~3か月に1度の頻度でやっております。
「グリーンやまとプロジェクト」とは、という話ですが、それを理解する前にかかわるようになってそのまま今日まで来ているので、きちんと説明する自信がありません。ただ、まち(ここは神奈川県大和市です)を美しくしながら、にぎわいをつくろうとするものだと僕なりに解釈して活動に参加しています。
プロジェクトの目的が明文化されてはいないようないので(知らないだけかも)、ひょっとすると、多くの人がその人なりのやり方でかかわれるように、敢えてはっきりさせていないのかもしれません。目的があまりに明確になっている組織や運動は、強さや団結力がある反面、窮屈だったり、閉鎖性が生じたりもするものでしょう。
だから、僕も敢えて深く考えずに、できることをやるようにしています。
寄せ植えづくり
今回は、ハロウィンであったり、収穫の秋を喜ぶようなにぎやかさを演出したかったので、植物だけでなくオーナメントをたくさん取り入れました。
考えてみれば、この種の作業は僕の専門分野ではありません。ジャルディニエよりは、花屋さんのほうがふさわしいようにも思います。でも、男は自分を……、さっき書きましたね。期待に応えられるよう、とにかく全力を尽くします。
秋の喜びを表現するために、葉の赤いものや実のなっているものを入れました。ケイトウ、トウガラシ、キク、パープルファウンテングラスなど。紅葉と収穫のイメージです。
敷き詰めたウッドチップは、落ち葉のじゅうたんをイメージしています。
そして、ハロウィンのオーナメント。
ジャルディニエの仕事は「草木土石の声を聴き、人と自然の仲立ちをする」ことであって、このプランターも自然・素朴のKirikui流でつくろうと思っていたのですが、直前で予定変更、思いっきりはしゃいでみることにしました。
こういうパブリックなスペースでは、派手さや豪華さ、人の手が入っていることが強く感じられるもののほうが良い場合もあります。Krikuiの庭づくりとはカラーが違いますが、こういうのもいいなと素直に思います。
それに、個人的なことですが、昔からハロウィンの飾りが大好きでした。別に仮装にもパーティーにも興味ないけど、どういうわけかジャック・オー・ランタンや愉快なお化けたちに引き付けらてしまいます。
なので、きれいな寄せ植えではないかもしれませんが、作り手が楽しんでいることは伝わるものにはなったのではないかと思います。
中央林間駅にお越しの際は、ぜひご覧いただければと思います。